花 音 日 和


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屏風絵

「響 hibiki」展で、自然をモチーフとした中で、
生命の息吹が感じられるような響きだすような作品が出来たらと
今回、初の試みで制作をしました6曲1隻の屏風です。

大樹の子守唄 屏風 201110623


「 大 樹 の 子 守 唄 」

月明かりに照らされて
葉が風に揺られてささやき
木がひしめきうねりを立てる
森を見守るかのように
静かに響く子守唄。
ずっと昔から
そして永遠に-。

大切な地球、豊かな森を願って。



私が小さい頃、山育ちでもあって、
木が風でゆらぎ、ひしめき合う音をよく聞きました。
今では、店前の白龍大神さんのイチョウの木が夜になると
時々大きな音を響かせます。

木の音などを聞きながら寝るのが
ある意味、子守唄のように癒され
そして自然界からのメッセージを感じます。

目先の便利さやお金儲けだけを優先した考えから
ちょっとだけでも自然に感謝をして思いやりを持って
世の中が変わっていけたら…。
太古からの自然界の秩序を乱すことのないように
これからの未来へ、出来るだけバランスを保って大切に
していきたいという思いを込めて絵描きました。





この作品は、精霊が宿るガジュマルの木をモデルにイメージしています。
木の力強さ、たくましさを表したく、筆が走る勢いを使って
下書きをせずにダイレクトに想像で描き上げました。

そんな中で、単に1枚の絵として描いたのでは屏風としての意味が無いと
全体のバランスを考えながら、凹凸に曲がることを計算して
6枚それぞれの単体面だけでも絵になるように構図をとって連動させていったことが
静と動の表現をより面白くし、屏風としての立体感が出せたと思います。

見る角度によって、木のうねり具合の違った表情が見え
屏風ならではの面白さがあります。







また、通常では出来上がった絵を屏風に貼る為、屏風の曲がる結合部分は
絵が切れてしまいがちなのですが、
絵が切れるというか、隙間の余白が目立つことがどうしても許されなかったので、
先に屏風に地を貼って、後から絵を描くという手段を用いることで
結合部分の隙間まで絵を描いています。

そして、この屏風は紙ではなく、布地に抜染で描いているので
布ならではの温か味と、抜染独特の色合いが
他ではなかなか見られない風合いとなっています。



  1. 2011-10-06 / Category
  2.   作品 / タペストリー・屏風     
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Tei Kobashi

Tei Kobashi
衣を通して心のつぼみに「花」が咲くような想いになれたら。「音」が響き渡るように伝わることができたら。人肌そしてハートに近い「T-shirt」。肌感覚で身にまとって「Living」。世界でたった一つの大切な個性があるからこそ、自分だけのオリジナルで生活を楽しく優雅にできることを願って。

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