

風にあおられるススキの姿を絵描きました。
秋から厳しい寒さの冬を越えて春へ―。
上は激しく風になびく様子を、穂先に点などを使いながら
崩して描くことで、残像のように感じられるように動きを表してみました。
下は上とは対象的に、穂先を繊細な線で細かく描き
月が綺麗な静かな秋の景色を表しました。


それぞれ長袖部分を利用して、袖にも図柄が入ります。

脱色した色の風合いを残しながら、黄色を用いて多彩に色を挿し
紅葉の鮮やかさを出しています。
今年に入ってから、この脱色に黄色をよく使うようになったのも
鮮やかな色に対する意識が、自分の中で大きく変わってきたように思います。

こちらは、季節感を楽しむのとは別に、ブルー系で描いているので
春先も着れますよ。

初めて絵描きました、ワレモコウ。
可憐な姿が、秋の衣装と上品さを演出してくれそうです。

「響 hibiki」展では、コラボの山田さんが陶に絵描かれた
ワレモコウの作品とも響き合っています。
22日まで開催中~是非生で見にいらしてくださいね!
- 花 音 日 和 2011-10-17 / Category
- 作品 / 草花-秋冬