
「切り株を癒す鷲」
タペストリー / 38×79(cm)
切られてしまったけれど、こうして止まり木として休むことができる。
一緒に風を感じることも。
この大きな羽で冷たい風をさえぎることも。
そして、切り株は強くて大きな岩になることも。
この作品は、脱色と白の顔料のみで描いています。
すごく、にじみやすい生地だったので、思うようにいかず苦労しました。
特に切り株と鷲の爪部分だけは、にじませたくなかったので
筆が布の表面にかすれる程を重ねたり
途中、布との勝負であきらめかけていました。
でも、下書きのスケッチで何度も鷲のフォルムに拘り修正して書き直し続けただけに
どうしてもやりとげたく最後まで仕上げました。
結果、逆にこのにじみ具合が、かえって独特の質感と味になったような。
- 花 音 日 和 2010-01-31 / Category
- 作品 / タペストリー・屏風

「珀爛の月」
タペストリー / 45×95(cm)
春爛漫。
しだれ桜と、満月の一期一会。
舞い散る前のはかなく、白く輝くたった一度の一夜。


今回、月は絵描いていませんが、月明かりを花に映して表現しています。
また、薄い墨色を何層にも重ね、明るく輝く部分は、生地白と脱色の白
顔料の白で、それぞれ何層にもグラデーションをかけて
花びらのやさしい感じと、奥行き深みが出せるように試みてみました。

「訪れ」
タペストリー / 45×95(cm)
春の訪れと共に、メジロが訪れる。
姿を隠していた色んな生き物たちが動き出し
ひだまりがしゃべり出した。


今回モノトーンな作品が多くあります。
色がどうしても語ってしまう色の固定概念を無くし、人それぞれが持つ色の
イメージを想像の中でより膨らますことができたらと思い試みてみました。
- 花 音 日 和 2010-01-30 / Category
- 作品 / タペストリー・屏風

以前勤めていた時の会社の社長、和田亮介さんが書かれたものです。
衣・食・住という言葉がありますが、「居」をこの3つのどれに
置き換えても同じことが言えるのではないだろうか。
肌身に近い存在のTシャツをコンセプトに絵を描いていますが
この衣と居(住)の関係も同じように大切にしたいところです。
今日から「はるはなね タペストリー展」が始まります。
暮らしの中に絵を飾り、生活を楽しく優雅に
そして整えることができたら。
- 花 音 日 和 2010-01-29 / Category
- 花音の背景

「はじまりの朝」
タペストリー / 59×44(cm)
太陽が昇り始めて
夜から一変して明るく広がっていく景色の移りを表現したく絵描きました。
一日のはじまりから、色んなはじまり。希望や色んな想いを込めて。
- 花 音 日 和 2010-01-23 / Category
- 作品 / タペストリー・屏風






只今、展示会場では、兔が虎と鷲から狙われています。
どなたか、救出してください。
~なんて。
- 花 音 日 和 2010-01-22 / Category
- 作品 / 動物



今日、花音の店はお陰様で6周年を迎えました。
今まで地盤を固めるような想いで、地元を中心に活動をしてきました。
これからは、視野をもっと外に向けて活動していきたいと思っています。
そして上昇気流にのって、遠くが見渡せる大空へ-。
- 花 音 日 和 2010-01-20 / Category
- 作品 / 鳥



新しいジップジャケットに鳳凰です。
今回は目に金と白色を使っている他、やさしい光の感じを出したくて
脱色のみで描いてみました。
色を抜いた時に、地色に含まれている色が出てくる為
とんでもない色目になることはなく、地色と独特の調和が生まれます。
特にこのような微妙な中間色の場合は、サーモンピンクから黄色、時には青味が出てきたりと
ちょっとした抜き具合で、どの色目を引き出せるかがまた面白いところです。
最近は色を抜いてから色を挿すことが多かったですが
こういったシンプルな抜き色のみの表現も、たまにはいいかな。
- 花 音 日 和 2010-01-18 / Category
- 作品 / 神・仏・幻想物